「メアリー・ステュアート」終演後のメール、アンケートより

  • 昔の話であっても、女性の結婚観についてのセリフはグサグサと胸に刺さって、結構つらかったです。
  • エリザベスとメアリーの話を知っていたから楽しめましたけど、知らない人にとっては辛い2時間30分だったかも(笑)
  • メアリーが乳母のケネディーに抱きついて最後の別れを言うシーンは少々目が潤みました。
  • エリザベス very good でした。私の想像する「エリザベス像」に近かったかも。メアリーも良かったけど敢えて言うなら、役の使い分けがわかりにくかったかな〜?(30代 女性)

 歴史の知識が浅く、内容に難しさを感じました。

 初めて来ましたが、ライトのあたり方等すごいと思いました。お芝居に関しても、一緒に心つまる部分、想像させられること、いろいろありました。(20代 女性)

 昨夜の公演を拝見しました。家内も一緒に来る予定にしていたのに突然遊びに来た孫の子守りで残念がっておりました。

思いつく間に感想を述べます。

@ 映画も見ず、台本も読んでいなかったのですが困ることもなく話の筋はよく分かりました。

A 役者の発声とテンポが良かったのか言葉がはっきりしておりました。

B かなり長い台詞や難しい人名、地名を間違いなく覚えた役者さんに敬意を表します。言い直した箇所も2〜3ありましたがそれは仕方が無いとおもいます。間が空いてひやっとした場面が一度ありましたね。

C 役の転換があっても全く抵抗なく観客側の思考がすっとその場面に変わっていけたのは演出と演技の優れたところだと思います。またそこがこの劇の重要なポイントだと思います。

D 重厚な石造りの牢獄の舞台装置は秀逸で、とくに窓から見た処刑の実況場面によく適合していました。

E 幕切れでケネデイが報告するメアリーの処刑場面は観客側も思わず緊張して耳をそば立てて聞いていました。

F 場面転換のときの音響は急激過ぎて心臓によくない。もう少しソフトにできませんか。

G  衣装、小道具、照明など細やかな心配りが感じられました。

 以上、素人が見た感想です。(垂水区男性T.Hさん)

 二人での長時間の舞台を間近にみて、強く心をうたれました。すばらしかったです。(50代 女性)

 怖かった。

 一人で落語?みたいに話すところで、人物の切り替え?が、すこしわかりにくかった。

 音響も怖かった。

 とりあえずは尻が痛かった・・・座席が固い・・・

 しかし最後までしっかりと引き込まれて観た。良かった。(20代 男性)

 只今自宅に戻りました。

 興奮さめやらぬ、という状態で、神戸と亀岡が近かったこと! 最近睡眠不足が続いているのですが、電車でほとんど一睡もせず、公演のパンフを読み返して、いろいろ考え事をしていました。

 いやはや、すごい舞台でした。魂の揺すぶられ方は、私にとっては正直「かもめ」以上でした。女性がより生々しく、かつ、惨めや滑稽ではなく描かれていたからだと思います。

 暗転と短いピアノの音とに区切られて層を成す、大変スリリングな舞台で目が離せませんでした。女性というものの多重人格的なサガに対し、このような表現方法があったのかと驚異的でした。そして、それが「舞台」という制限された空間だからこその表現方法であることに思い至り、非常に敬服いたしました。作家のダーチャ・マライーニに対してなのか、演出家の合田さんに対してなのか、敬服の主たる対象が判断できないド素人で申し訳ないのですが、とにかく、一見簡素で単純であるかに見えるにもかかわらず、奥行きと深さのとてつもない広がりのある、完成度の高い重厚な芸術だと敬服いたしました。お二人の女優さんも、凄かった・・・。

 数々のきらめく台詞を浴びせられ、ある意味私は酔いしれていたようですが、自分の記憶力を恥じなければなりません。思い出して再び噛み締めたいのに、全体の感動に気圧されてまだ、各台詞が満足に思い出せません。原作を是非読んでみたいと思います。一般に手に入るのでしょうか。

 二人の女王が、夢という設定で出会うシーンは、魂の片割れが合するような官能が色濃く表現されるのかとの安直な期待は外れましたが、冷静に考えれば妥当かつ効果的な演出でしたね。”女王”対 ”女王”の対面なのでした。でもね、ダンスのシーンが、もう少し長く幻想的でも良かったかな。

 この舞台は、ヒロインは同等に二人なのかと思って観ていましたが、やはりタイトルにあるように、メアリーが主人公だと捉えるのが妥当なのでしょうか。私は、最後の場面で、ケネディがいつ、女王エリザベスの言葉を語り出すのだろうかと、息を呑んで待っていました。メアリーの遺品を手に掲げて、ついにエリザベスが出ずに幕となったことでようやく、タイトルを実感しました。それほど、二人の女王が、侍女をも自らの一部を映し出す ”鏡”の効果も充分に絡めて、人物像を鮮やかに描き出すべく熱演なさっていたからでしょうね。

 まだまだ、いろいろ書きたいところですが、そろそろ睡魔が襲ってきました。また改めまして。

ほんとうに良いお芝居を、ありがとうございました。

(京都府女性S.Eさん)

 最後がとても感動的で涙が出てきました。(50代 女性)

 まず お二人の記憶力に拍手。立ち姿も美しく、映画で観た映像が目の前によみ返りました。せりふも面白く、楽しめました。(50代 女性)

  • 緊張しました。良い意味とつらい意味とで。
  • 長セリフを、本当によく語られました。
  • 女二人だけと思えない世界のひろがりと葛藤と、愛憎を感じた。
  • エリザベスの強さと弱さ、女であることの憎しみと悲しさを感じた。それはメアリーも一緒で、本当は愛し合えるいとこ同志なのに。
  • 椅子のシーンは、落ちそうで怖くて芝居どころでなかった。
  • シンプルな舞台装置、good.(60代 女性)

 16世紀から17世紀の時代の君主制と宗教の中にあって、女性として(同性として)ここまで自分を確立させることのできる女性像に、強く生きた見事さを見せていただきました。

 日本にあっても、そうガラシャ婦人、いえもっとさかのぼって、多くの素晴らしい女性を思うことが出来ます。

 とても辛いのですが勇気が湧いてきました。

 合田さん 本日は本当に有り難うございました。時代背景と演出、人の心のひだに、よく立ち向かわれたと思います。

 役者さんのお二方、すばらしい。(60代 女性)

 時々、自分と照らし合わせるセリフにハッとさせられた。

 上の話でもあるが、庶民の(人間の)ことでもあり、今の皇室のこともイメージさせ、現代政治劇でもある。

 声を使い分ければ、もっと固くなく活気が出たかも・・・。

 色と舞台、音はシンプルで、狭くはなかった。(50代 男性)

 メアリー・ステュアート、 6月12日昼の部を面白く拝見しました。

 二人の役者に演じさせるのもテンポ良く展開し、分かりやすかったですね。

 色々な問題を提起され考えさせるお芝居だったと思いますが、私は女性の地位と差別、性差について最近思うところもあり、改めて感じさせられています。つい最近の報道で特殊出生率が1.29まで低下し、将来に亘り問題だと有りました。

 この原因とか対策とかが色々なところで論議されているようですが、私は性差を否定してしまうような社会になったことが一番の理由のようにに思っています。

 その原因の大きな要素が戦後の「民主教育」に有るのではと思うのですが。女性の人権、差別解消、地位向上、総て非常に重要なことですが、これらの中で性差をも忘れさせてしまったのではないかと感じています。人の考えは一気には変わらないし、戦後教育の 2世代目が親になるべき時代になって歪みが出てきたのではないかと感じています。差別ではない「性差」をきっちりと認識し、男と女の果たす役割をきっちりと感じ、家庭についての重要性を教育するべき時代ではないかと感じています。

(電気設備の主治医 60才)