山内さんは、福島県西白河郡西郷村で「佳草園」を営み、ウチョウラン(下記の注参照)の栽培をされております。年間生産数量は、約10万株。山内さんは、この道20年の大ベテランです。
3年ほど前(2002年頃)、山内さんはテラコッテムと初めて出会い、テラコッテムの“新しい使い方”を考えつきました。テラコッテムは普通、「培土によく混ぜて使う」というのが一般的な使用方法ですが、、山内さんのアイデアは、「テラコッテムをあらかじめ吸水させて、膨張したポリマーを鉢の底に入れる」というものでした。使用する土のタイプによっては、比重の違いにより均一に混ざらないこともありますが、この方法ではその心配はありません。
山内さんによりますと、この栽培方法で非常に結果が良いとのこと。また、ウチョウランのみならず、雪割草やエビネ、植木などの鉢植え植物で全般的に結果がよいとのことです。メリットを数点揚げて下さいましたので、以下にご紹介いたします。
【テラコッテムの効用】
1.鉢内の用土中の滞留水が無くなる。
2.用土内がまんべんなく乾いていく。
3.どんなに乾いても底のテラコッテムに水分がある限り植物は痛まない。
4.テラコッテムの水分は植物に水分を与えるが、砂には与えない。
5.砂は植物から水分を奪うが、テラコッテムは植物から水分を奪わない。
6.テラコッテムは水分を十分蓄えて、植物に与える以外はどこにも逃げない。
7.テラコッテムが膨らんだり(吸水時)、縮んだり(乾燥時)することで、用土内に酸素を送る。
8.膨らんだテラコッテムの分だけ用土が少なくて済む。
【佳草園での栽培風景】
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| 1.まずTCを吸水させてポリマーのみ準備する。↓ | 5.ウチョウランの球根を植える。↓ | |
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| 2.2寸のビニールポットの底に網を入れ、 粗めの鹿沼土を敷き、マグアンプを1粒入れる。↓ |
6.上まで鹿沼土を満たして完成。 | |
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| 3.ティースプーン1杯程度のポリマーをマグアンプの 上にのせる。(ここがポイント!)↓ |
7.温室の風景。ウチョウラン。 | |
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| 4.細めの鹿沼土を満たす。→↑ | 8.雪割草 |
注)ウチョウラン(羽蝶蘭):ラン科、ハクサンチドリ属。山の岩場などに自生する我が国固有のラン科植物。非常に可憐で、近年愛好者が増えてきている。