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ジンバブエのNyamwedaに住んでいた、故John Kunakaは、注目に値する男でした。 彼は、「Maridzambira」という愛称をつけられた、最高のmbira(ムビラと発音します。)演奏家であり、熟練した鍛冶屋、そして大工でした。
それらの分野の知識をむすびあわせる彼の能力のため、Shonaの人々の古代の儀式の道具としてのmbira dzavadzimu(ムビラの原形)のマスター・メーカとして早くから評判でした。Kunaka[注1]
の(造った)楽器は、ジンバブエのMondoro村だけでなくHarareとHighfieldsの都市のエリアにも人気がありました 私がはじめてJohn Kunakaに会ったのは、私が勉強していた有名なグループのMhuri yekwaRwiziのメンバーのmbiraプレーヤーが、1971年に、John Kunakaにアンサンブルのための楽器のセットを作るように依頼したときでした。最初の注文が完成されたあと、私はの2番目の楽器を注文するためKunakaに近づきました。そして、私が、楽器の製作過程を撮影したり、観察することに、快く同意してくれました。 この記事は、mbira のsoundboard(胴体)のための木を倒すことから、楽器の仕上げまでのKunakaの作業過程を紹介します。それは、mbiraの調律へのすばらしい作業過程を記録します。さらに、私は、記事が実用的な価値を持つことを望みます:興味がある読者は、ここに提供された情報から、読者自身の楽器をつくることができ、入手可能な文献からいくつかの伝統的なmbiraの楽曲を習うことができます。.[注2] |
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mbiraの制作を始めるために、John Kunakaが住んでいるMondoroの村から木がしげっているエリアの近くに、わたしを連れて行きました。
我々がしばらく歩いた後に、彼は、大樹を指して、mbiraのsoundboardのための材料として選びました。木は、mubvaropaと呼ばれる硬い木で、Shona語で「血に染まった」という意味です。その学名は、(より一般にはmuningaとして知られている)
pterocarpis
angolensisです。あるいはその特有の赤い樹液から「bloodwood」と呼ばれます。Kunakaは、soundboardのための第2、第3の候補の木材が、地元のmurira
nyeze、およびmukambaの森にあると言いました。
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Kunakaが手斧で削った後で、木の寸法を測定しました。幅が、9インチ、厚さが 2インチ、長さが18インチの長方形の板になりました。彼は、木の板の表面に、soundboardを切り出すための下書きをしました。そして、のこぎりで、長さが8 3/4インチになるように切断しました。木の板の裏表をカンナで削って平らにしました。厚さは、1 1/8インチになりました。Kunakaは、木の板の側面を注意深くならし、台形になるまで削りました。:板の上面が7 3/8インチの幅、板の下面の幅が8インチ 。彼は、板の端を丸くならしました。そして、再び板の裏を滑らかに削りました。板を表にかえし、Kunakaは、mbiraの内側の溝を彫るために輪郭を描きました:上辺から1 1/8インチ、下辺から1インチ、横の辺から3/8インチ。この輪郭の内側は、ハンマーでトントンと手斧をたたきながらおよそ1/4インチの深さで削り出しました。上辺の真中あたりに、幅3/4インチ、長さ2インチの長さの直方体を削り残します。これは、soundboardのブリッジを支えるために必要になります。 |
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仕事を終えた後で、Kunakaはsoundboardに彫った溝のことを mupendero ,と呼びました。削られなかった直方体の部分を mutanda と名づけられていることも教えてくれました。一本の丸太からsoundboardをつくりあげるのに2時間30分を要しました。Kunaka は、作業をつづけるためには、木が緑であったから、1週間から2週間 soundboardを乾燥させる必要があるといいました。 もし mbira のキーが現在の状態で soundboard の上にマウントされていたなら、soundboard が乾いた時、キーの締めつけが緩んでしまう。 彼は木の板を買う余裕があるときは、時間と労働力を省略するために、用材店から soundboards のために窯によって乾燥させられた木を使うことが多いと説明していました。 |
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キー(鍵盤)を押える仕組みとブリッジ プロジェクトを続けるため、彼は、mbiraのキーを適切な場所にあるように保つ機構の準備をさせました。Kunakaは、ちょうどsoundboardの上辺から約1 3/4離れた位置の溝の下あたりに、1/4インチの刃先をもつ手ドリルを使って4つの穴を開けました。(fig. 3a). つぎに、彼は, 厚さ1/8インチの一片のくず鉄をカットして幅1/2インチ長さ7 3/4のブリッジを作りました (Fig 3b). |
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万力でブリッジをまっすぐにした後で、ブリッジについていたサビをヤスリで落としました。 |
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![]() 4. 金属製のブリッジは共鳴板のくぼめられた表面に埋め込まれます![]() 5. キーを押さえるためのクロスバー |
| ムビラのキー(鍵盤) 昔、ショナ人のムビラ制作者は自然の鉱石を溶解し精錬してムビラの鉄のキー(鍵盤)を創っていましたが、最近のムビラ制作者は、便利な金属の入手先を見つけました。[注3]
たとえば、kunakaは、Salisbury のスクラップ屋からキーの原材料を買いました。何年かかけて、異なる材料を実験した結果(5インチから6インチの針金)耐久性においても音質の点についても、建設現場でしばしばよくコンクリートを補強するために使われる鉄棒がよいことがわかりました。力強いmbira演奏家であるKunakaは、宗教儀式で激しい演奏のときに、時々、他の材料で作られているキーを壊しました。もっといえば、彼の楽器のための極めて頑丈なキーを、捨てられた自転車の車軸から鍛造しました。(kunaka以外の人たちのために)普通は、4種類の直径を持つ針金をkunakaは使いました: |
Figure 6 - 完成したムビラの正面図
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| キーは3つの段階で作られました。 最初の段階では、 Kunaka は自家製の炉でキーを作り出しました。 この最初の作業から作り出されたキーは、最終的な仕上がりにちかい大きさと形でつくりだされてはいるが、(音の)調律には注意が払われていません。 2番目の段階で、 Kunaka は、冷えたままキーの形を整えました。 彼はキーの音をテストするために soundboard にそれぞれのキーを加えて、そしてそれに複雑な調律手順を受けさせました。 すべてのキーの調律がうまくいったとき、すべてのキーをsoundboard から取り除いて、仕上げのヤスリがけをしました。 3番目の段階で、 Kunaka はキーを仕上げ、調律の微調整のために soundboard に取りつけて調節しました。 |
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Stage I Kunaka はいくつかの段階で棒を整形しました。彼は、(指でひく側)開放される端から(ムビラに取りつけられたときにsoundbordに)保持される端に向かって、連打して、最初に1つの側面を平らにした。 それから彼は、バーの形を少しずつ作り直して、ひっくり返した。 最終的に、彼は、ヘラ(spatulate) 形を仮定して、外側に広がるまで、打撃を(指でひく側)開放される端に集中しました。
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数分で最初のキーを形づくった後で、 Kunaka は手に持っていた針金からキーを切り離しました。 それから、彼は、キーを金づちで打ってヘラ (のように広がっている部分)の表面をたたいて広がっている部分を均等に伸ばし、後部を四角形に整形しました。金属をよりしなやかにするために、時々、キーを熱い石炭に入れました。mbiraのための22本のキーは、このようにで作られました。この時点では、キーは、ただのでこぼこの薄青黒いヘラでした。 |
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Stage II
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![]() 8. 未完成のキーのヘラ(SPATULATE)状の先端を切る![]() 9. キーを押さえる機構に未完成のB1キーをはさむ。 |
Figure 10 - MBIRA DZAVADZIMUの調律表, 正確な周波数は、楽器によって違います。 KUNAKAの調律による周波数をヘルツ単位で表記します。
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Kunaka は、何年もの経験の結果として、 mbira のキーを作ることにおいて専門家になっていました。 キーの要素の正確な組み合わせ(キーの長さ、厚さ、厚さの変化、重量など)を知りつくしていました。取りつけられる位置に対応した音の高さを持つキーを簡単に作りだしました。 私が彼に壊れたキーとmbiraを持って来たときに、彼の技能は、すぐに証明されました。 足りない音を見つけるたキーボードを上下に指を走らせて、Kunaka は音を聞いて、15分の内に、1つの鉄棒から新しいキーを創りだしました。 そのキーは、キーを取り付けるべき位置で完全にフィットして、そして正確な調子を作り出していました。 |
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第2段階では、Kunakaは、まだ完成していないキーを、(クロスバーを抑えている)eyeboltsによって区切られたセクションごとにsoundboardに取り付けて、調律をしました。(Fig. 11). B1キーから始めて、楽器のセクションIIIにキーを付け加え、下段と上段の隣り合ったキーを交互に左から右に(調律)しました。セクションIIでも同じ方法で続けました。それから、彼は、セクションIVにおいて、R1-5へ左から右へ(調律)しました。 |
Figure 11
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この時点で、Kunakaは(キーを)抑えている機構のクロスバーの右側の端(を抑えるため)のためにちょうつうがいを作りました。金属の薄い板を小さい長方形に切ります(2
1/2インチ x 3/4インチ)。一方の端に小さな穴をあけ、もう一方に1/4インチの穴をあけました(Fig.
20e)。soundboardの右側面に沿うように、垂直にそれを曲げて、soundboardの背面にちょうつうがいの端を引っ掛けました。これは、KunakaがセクションVにキーを付け加えることを可能にしました。セクションIにキーを付け加えるため、もう一つのちょうつうがいを左側にとりつけ、キーボードは完成しました(Fig
13). |
![]() 12. ちょうつがいは、クロスバーの左端にとりつけられました。![]() 13. 未完成キーの完全なセットは調整されます。また、そのキーがsoundBordに設置されます。 |
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時々、kunakaは、特定のキーの先をペンチでまげて演奏しやすいようにキーの形を整えました。
(Fig. 14)。キーの間隔を一定にたもつために、鈍いのみで左右に軽く叩いて整えました(Fig. 15)。 Kunakaの満足のいくようキーが取り付けられ調律されたあと、 金属の定規と鋭い刃物で、soundBordからはみ出るキーの後部に印をつけました。それぞれのキーをはずして、その印から切断しました。(soundBordからキーの後部がはみ出ないように)キーのヘラ状部分の形を、金きりはさみで、作り直しました。すべてのキーを取り外した後で、彼は、抑える機構を適当な場所にあるように保つために、ブリッジとクロスバーの間に完成していない予備のキーをはさみました。 |
![]() 14. キーの端を調整して指のあたる部分を直線にする。![]() 15. キーの間隔が十分になるように調整する。![]() 16. 新しいMBIRAの調律を手本のMBIRAとくらべる。 |
| Stage III
Kunakaは、万力にキーをはさみ、最初に焼き付けた青みがかったつやを取り除くため、キー全体にヤスリをかけました。表の面と両脇を丹念に磨きました。そして、ヘラ状の部分の先端を丸くしました。完成したキーは、わずかに曇った銀色に光っていました。 19. SIDE VIEW OF FINISHED MBIRA |
![]() 17. キーの形を作り直す。![]() 18. ヘラ上の部分と、キーの後部をまげて、キーを仕上げる。 |
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完成したキーをSoundBordに設置するために、Kunakaは楽器にB1キーを取り付け、中心からムビラの左側に向けて、下段と上段のキーを交互に取り付けていきました。その後、彼はR1からR9の順番にキーを取り付けました。取り付けたキーが上向きにソリ過ぎないように先のなまったノミやハンマーでヘラ状の部分を押し下げ、均等にキーが並ぶように調整しました。キーとキーがぶつかって干渉しあうときには、1/16インチから1/4インチ離すために、左右にわずかにキーの位置を変えました。 最終段階では、Kunakaは、手本のムビラを使って、以前よりも速く楽器の調律をしました。音程が高すぎたとき、soundBordから取り外して鍛造するのではなく、クロスバーとブリッジの間に新しいキーをはさんだ状態で、キーの後部を軽く打ってキーをブリッジの前方にずらすことによって、楽器の音程を合わせました。音程が低すぎた場合は、Kunakaは、この方法をとりませんでした。この事例では、音程を上げるために、キーを取り外してキーの先を切り詰めました。手本の比較に加えて、Kunakaは、キー製造の II段階の間に使われたいろいろな方法によってmbiraをチューニングしました。
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The Buzzing Mechanism and Finger
Hole |
![]() 20.
王冠のブンブンいうメカニズムはsoundBordに釘づけにされます |
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最後に、Kunakaは、共鳴板のより低い右隅の指穴に穴を空けるために3/4インチのドリルを使用しました。また、小さなナイフで、荒くなった穴のまわりをきれいに慣らしました。その後、楽器の表てから穴に右の小指を挿入して、膝の上のムビラを安定させて、王冠が自由に振動し十分に音が大きくなるように、ブリキ板に王冠を針金で止めて、数秒間演奏しました。その後、大きなヒョウタン共鳴装置(ひょうたんの殻を半分に切ったもの)の内部でムビラを支えて、演奏をしつづけ、楽器が、満足いく仕上がりであることを示しました。[注5] Kunakaの技術および経験を駆使して1日間の集中した作業で、すべてのキーを作ってmbira を完成させることができました。 Kunaka の生涯の間に創った楽器は何世代に渡ってジンバブエのShona族の人々の最も神聖な式典において演奏され続けるでしょう。人々と先祖の中に、もっとも優れた楽器製作者であり、mbira プレーヤーであり教師でるという、Maridzambira John Kunakaの芸術性に対するふさわしい賛辞および証言が後世まで語り継がれることは間違いありません。 |